稲垣まつりは、稲垣の在住者、出身者らが、大きな行事がない地元で人々のつながりを生み出し、地域を活気づけよう-と、地域の老若男女が集まり盛り上がる「おまつり」を作りたいと考え、スタートしました。
このお祭りの復興を考えたきっかけは、稲垣には地域の一大イベントがないことでした。
旧稲垣村時代は五穀豊穣(ほうじょう)を願う行事があり、地域ににぎわいをもたらしましたが、住民の高齢化が進むなどしていつしか途絶えてしまっていました。
それは、合併でつがる市になった2005年以降も、大きなイベントが開かれることはないままだったからです。
この稲垣まつりを通し、長年行事がなかった稲垣を盛り上げること、そして、県外や市外へと出ていってしまう、子どもも大人も再度、私たちが住む稲垣に愛着を持ってもらうきっかけになって欲しいと考えています。
綱引き大会、そして、盆踊りと旧稲垣村時代に行われていた、「五穀豊穣を願う神事」として、
そして、新たな息吹を吹き込むライブや出店の数々は「華やかさと賑わいをうむフェス」として、
年々歴史とパワーアップを重ねていきたいと考えています。
主催者、ICP=「稲垣コネクトプロジェクト」は
旧稲垣村でおまつりを復興し、地域内外の人々やモノをつなごうという願いを実現するため活動している団体です。
メンバーは現在、60人弱であり、20~40代を中心に会社員、団体職員、農家など職業もさまざまで、イベント経験もない手探りな状況からスタートしました。
「今のままでは地元の子どもたちに思い出はできないし、地域は衰退する。何とかしないと」。
そういった想いから始まったプロジェクトもやがて共感する仲間が増え、自分たちでイベントを企画する方向になり、趣旨に賛同する若者も集まり、まつりを運営しています。